ご挨拶

我が国の材料産業はこれまで高い技術力と競争力を持ち、情報通信・ライフサイエンス・エネルギー・ナノテクノロジーなどの広範囲な分野を支えてきました。しかし21世紀には世界規模の技術開発競争が激しさを増し、ビジネスシーンの変化が加速しています。

『金属ガラス』はその名のとおりガラスのような構造をもつ金属で、1980年代後半に東北大学・金属材料研究所の研究グループが世界で始めて作成方法を発見しました。以来、驚くべき機能と特性が開発され、セラミックスを凌ぐ強度と耐食性を持ちながら、プラスチックのように柔軟な成形性を持ち、ガラスのような滑らかで美しい外観を呈することから、新金属文明の幕開けを予見するに至っています。

東北大学独自の金属ガラス材料技術を発展的に継承し、さらにグローバルな視野に立った技術開発や商品の提供を通じて、常に社会のニーズに応えられる新しい価値を創造していきます。